会長あいさつ
栃木県は、大消費地である首都圏に位置し、豊かな自然と文化を残し、農業・商業・工業のバランスのとれた発展をしてきています。
本県農業は、首都圏への生鮮食料の供給基地として発展してきましたが、本県の酪農・肉用牛生産も、緑豊かな自然を活用して発展し、全国有数の畜産県となっています。
私たち「家畜人工授精師」は、これまで「家畜改良増殖」に邁進し、本県畜産の発展に一定の貢献をして参りましたが、現在、生産者の高齢化・後継者不足・担い手の減少など、生乳・牛肉の生産基盤が弱体化しており、経営面では、家畜の飼料高・経費高など、畜産を取り巻く環境は、大変厳しい状況です。
今後も質の高い「家畜繁殖技術」を持ち続けて、家畜の改良増殖を一層推し進めることにより、「畜産振興」に寄与して行くとともに、畜産物生産を担う一員として、消費者に「安全・安心」を届ける努力を継続していかなければなりません。そのためには、「豊富な情報」が欠かせないと判断し、このホームページを通じて会員への情報発信に努めることとして開設しましたので、ご活用頂きたいと思います。
結びに、私共協会は、家畜人工授精師の皆様の社会的立場をしっかり確保し、信頼される家畜人工授精師として栃木の畜産を支えて参りたいと思いますので、今後ともよろしくお願い致します。
令和4年7月
栃木県家畜人工授精師協会 会長 舘野 浩一